『JNTOのインバウンド・マーケティングの新しい方法』By JMRX勉強会

第91回JMRX勉強会
『JNTO(日本政府観光局)のインバウンド・マーケティングの新しい方法-インバウンド・コミュニティとペルソナマーケティング』
●課題解決/参加型アクショナブル勉強会である「JMRX勉強会」の創設8周年記念勉強会、9月14日(金)午後7時より、下記の通り、四谷駅前で開催!
●政府は、2016年に、東京オリンピックに向けて、2020年の訪日外国人観光客数の目標を年間2000万人から4000万人に倍増させることを決めました。
最近も、「観光ビジョン実現プログラム2018」の実施決定や、IR推進法案や民泊新法の成立など観光立国に向けて規制緩和がなされています。
それらの動きに呼応して、訪日外国人向けのビジネスである「インバウンド市場」は、現在活況を呈しています。
●このインバウンド・マーケティング*の成功は、まず「訪日外国人」を正しく、深く理解することから、始まります。
●日本にいながら、世界中の訪日外国人を理解し、有効なインバウンド・マーケティング戦略立案と実行のための新しい「お客様理解」の方法について、
海外からの訪日外国人旅行者の誘致活動を行う
日本政府観光局(JNTO:Japan National Tourism Organization)
企画総室 調査・マーケティング統括グループのシニア・アシスタント・マネージャーの
清水雄一氏をお招きして、お話をお伺い致します。
●JNTOでは、
欧米豪に居住する300人規模の
訪日外国人のオンライン・コミュニティJTOC(Japan Travel Online Community)を構築。
●サービス開発と、販促プログラム開発などの失敗しない有効な「インバウンド・ソリューション」の開発と実行のためには、正しく迅速な「生活者理解」が不可欠です。
しかし、世界中でグループ・インタビュー(グルイン)を実施したり、訪日した外国人にグルインや詳細面接を行うのも時間的、費用的にも大変です。
●そこで、「自動翻訳機能付きモバイル・コミュニティ・プラットフォーム」を使って、
いつでも anytime、どこでも anywhere、その瞬間 in the momentの訪日外国人の
「プレ旅マエー旅マエー旅ナカー旅アト」の意識や使用実態、行動データを収集。同時に、顧客接点を最大化するためのカスタマー(トラベラー)・ジャーニーを描き、訪日客経験(体験)を特定。
●デジタル技術で収集・分析が加速する訪日外国人の位置情報や購買データ等のビッグデータを継続的に補完する
「リーズン(WHY)データ」の収集・分析
を可能にする
「インバウンド・コミュニティ」。
●その中で、オンライン・ディスカッションや、モバイル・エスノ、オンライン・グルイン/チャット、詳細面接、画像・動画収集等のいわゆる「ビッグQUAL」と呼ばれる定性調査群や、オンライン・アンケートの定量調査のハイブリッド調査によって、訪日外国人の360°理解を深化。
●収集・分析されたインサイト・データから、ニーズに根ざしたアクショナブル・ペルソナを抽出。
ペルソナに基づくプロモ―ション施策の立案と実施や、インバウンド・ソリューションの開発と実行へ。
●以上のような「ペルソナ・マーケティングxインバウンド・コミュニティ」によるインバウンド・マーケティングの新しい方法をご紹介致します。
今回は特に、「欧米豪の旅行者の地方誘客」という現在、最もホットなビジネス課題にチャレンジ致します。
「日本政府観光局(JNTO)の自主調査事業結果の報告:欧米豪の訪日客の地方誘客と消費拡大-訪日客の価値観と、地方の観光資源とのマッチング」
●なお、今回のプレゼン内容は、10月10日―11日に、シンガポールで開催されますマーケティング・リサーチの国際会議であるQUAL APAC 360 2018会議において英語で発表される予定です。http://apac.qual360.com/(参加受付中)
●旅行業界や、自治体、交通機関、宿泊施設、観光施設、メーカー、小売店、飲食店等のインバウンド担当者の皆様、海外調査担当等のリサーチ会社の皆様のご参加をお待ちしております。(岸川)
※JMRX勉強会へ初めてご参加の方は、受付にて御名刺を1枚頂戴しております。ご了承お願い致します。
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★講演者ご紹介★
清水 雄一氏
日本政府観光局(JNTO)
企画総室 調査・マーケティング統括グループ シニア・アシスタント・マネージャー
大学院修了後、観光分野の調査研究機関である(公財)日本交通公社(JTBF)での10年間の研究員生活を経て、2017年4月より現職。JTBF時代には、国や地方自治体の観光政策、地域づくり等に従事。現在は、さらなるインバウンド誘致、特に地方誘客や消費拡大に向け、マーケティング業務に取り組む。
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*今回の「インバウンド・マーケティング」とは、HubSpot社が提唱しているマーケティング手法ではなく、訪日外国人向けビジネスである「インバウンド・ビジネス支援のためのマーケティング」を指しています。
※日本政府観光局(JNTO:Japan National Tourism Organization、正式名称:独立行政法人 国際観光振興機構)は、東京オリンピックが開催された1964 年、我が国の政府観光局として産声をあげ、50年間にわたって訪日外国人旅行者の誘致に取り組んできた日本の公的な専門機関。
世界の主要都市に海外事務所を持ち、日本へのインバウンド・ツーリズム(外国人の訪日旅行)のプロモーションやマーケティングを行っている。https://www.jnto.go.jp/jpn/about_us/profile/index.html
※JMRX(Japan Marketing Researchers Excellence)は、日本におけるマーケティング・リサーチのビジネスにおける価値向上のために、各個人のリサーチ・スキルをアップさせることを目標に、調査会社で働く現役のリサーチャーが中心となって、2010年から活動している任意団体。
月1回MR関連の勉強会を都内で開催。
これまでの勉強会の内容については、こくちーず+JMRXで検索。
#MRXや#NewMRで、ソーシャルメディア上でつながるマーケティング・リサーチャーのグローバル・ネットワーキング・グループと連携して、積極的に海外の新しいMR手法の紹介・普及を行なうと同時に、海外のMR国際会議において日本のMR事例の発表を行なっています。
著書に「マーケティング・リサーチの基本」(日本実業出版社、2016年)。
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